ムクロジBlog

自由になるための心理学

説得成功を2.5倍にする3つのテクニック

説得術を知ってより自由な人生にしてみたいと思いませんか?


結論: 3種類の一面的質問をする!

その3つのテクニックとは……


1.させたい行動に合ったタイプの質問をする

2.あるある体験思い出させる質問をする

3.よく見られたいという承認欲求を刺激する質問をする




どゆこと?と思いますよね、、まあ落ち着いて




まず前提として、交渉の上手い人は、質問の回数が通常の人の2倍、ということがわかっています。人は自分自身の話をすればするほど、話した相手を信用するのです。これはモテの研究からもわかっています。

これを応用した恋愛でのテクニックに、例えば悪いことしたとき、一方的に謝るよりも、たくさん質問し、パートナーを吐露させてあげると、信用が回復し、そこではじめて謝ると仲が治りやすい、というものもありますよ。




さて、質問にはこのような人を信用させる力以外にも、様々な力がありますが、今日紹介するのは、【説得】です。
すなわち、相手の気分を変え、行動に向くように、質問するのです。


そこで一面的質問というテクニックが使えます。



通常の両面的質問は、「満足してますか?不満ですか?」といったブラス・マイナスの程度を聞くものですが、
一面的質問では、「どんなところに満足してますか?どれぐらい満足してますか?」というように、プラス、またはマイナスのみを聞く質問です。これにより人は、満足してるところのみをさがすようになり、自身の体験や記憶を思い出させることができます。

「この商品をどういうふうにオススメできますか?
どれぐらいオススメできますか?」と聞くことで、相手の脳内の思考を、この商品はオススメできるものだ、という思考へ導くことができます!

他にも、無料キャンペーンをした人へのアンケートで、「どんなところが良かったですか?どんところに魅力を感じましたか?」と聞くことで、そのキャンペーンは良かった、魅力的だった、と思わせることができます。

残念なことに、この一面的質問という強力なテクニックは、怪しい宗教でも使われてしまっています。「人間関係に不満を感じていませんか?」や「仕事とプライベート、どれで一番不満かかえていますか?」と聞くことで、相手の頭の中から不満を探させ、引き出します。こうすることで宗教へ勧誘やせやすくしているのです。


このような一面的質問を応用した3つのテクニックをお教えします。


テクニック1:させたい行動に合ったタイプの質問をする


ある研究の実験で、誘導的質問の中の一面的質問をするだけで、商品売りやすくなった、というものがあります。
通常のやり方で呼び止める、「アンケートを協力してもらいませんか?」と聞いたときの協力率は29%でした。

続いて、呼び止めた後、「あなたは人助けができるタイプですか?」と聞き、アンケートの協力を尋ねたところ、77.3%およそ2.7倍の方が協力したのです。「あなたは人助けができるタイプですか?」という質問に「はい」と答えたことで相手の思考が変わり、直後にアンケート調査を申し出ることで説得率が大きく変えることができるのです。

これは人には自分をよく見せたい、認められたいという承認欲求があり、つい人助けできるタイプだと言ってしまうことを逆手にとっています。


他の実験では、無料サンプルを使うにはメールアドレスを登録しなければならないといっためんどくさい手順をしてもらう、といったものがあります。通行人にメールアドレスを登録してもらえたのは、33%でした。

そこで先程のように、「あなたは、冒険心・好奇心が強く、新しいことを試すタイプですか?」と聞いたあと、メールアドレスの登録を頼むと、およそ2.3倍の75.7%もの人が登録をしました。

これもやはり自分をよく見せたいという承認欲求のために好奇心が強いと言い、その結果思考が変化し、承諾してもらいやすくなったと言えます。



「新しいもの好きなタイプですか?」という質問には、97%が「はい。」と答えましたが、統計的にはこんなに好奇心の強い人はいません。




無料サンプルの場合だと、好奇心、冒険心、新しい物好き、といった思考に方向付けることで、試してもらいやすくなります。あなたは〇〇なタイプですか?と商品に合った性格で問いかけることで、買ってもらいやすくなったりします。



続いて、
テクニック2:あるある体験を思い出させる誘導的質問をする


例えば、苦しみ乗り越える方法というもので説得したい場合、「人間関係で苦労したこと、そして乗り越えた経験はありませんか?」と聞くことで、相手にそのような経験や記憶を思い出させ、思考を変えることができる。だれしもこのような経験はあるもとです。

「〇〇な経験はありませんか?」という形式で、

他にもチームワークのいるものを売りたいと考えているなら、「仲間と乗り越えた経験はありませんか?」などと質問することが有効です。








テクニック3:よく見られたいという承認欲求を刺激する質問をする

企画で、上司が間違った新しいやり方をしそうで、今で通りのやり方をしたい!と思っているとしましょう。

一面的質問をするといっても、「〇〇さんはマイペース、空気読めないですよね?」と聞いたら、「いいえ」と答えるどころか怒ってしまいかねません。

そこで、一面的質問をしたいのに、相手の機嫌が悪くなってしまいそうな質問になってしまいそうなときは、「〇〇さんって、仕事上で、信念曲げず、一貫性があって、ときには人と揉めることがあったけど成果をだしてきたんじゃないんですか?」と上司の承認欲求を満たすような一面的質問をするこどで、見栄をはらせ、その後の説得成功率を高めることができます。




一面的質問の具体的なテクニックを3つ見てきました。


1:させたい行動に合ったタイプの質問をする

2.あるある体験思い出させる質問をする

3.よく見られたいという承認欲求を刺激する質問をする


この3つを繰り返して練習することで、あなたの説得は確実に上がります。


説得力を上げて自由な人生にしたくないですか?


是非これらのテクニックを使ってより自由なものにしていきましょう!!



オススメの説得に関する本です